この武夷肉桂はその希少な正岩茶の中でも馬頭岩(马头岩)、武夷岩茶の正岩茶区でも中心になる岩(峰)の名前がつけられています。馬頭岩(马头岩)で作られた肉桂は馬肉とも呼ばれ、大変に素晴らしい岩茶、特に肉桂が産出されることで知られる場所で、ワインで言うところのグランクリュ畑の1つに挙げられます。その正岩茶区の中心となる地域で作られた素晴らしい岩韻を持つ肉桂です。
しっとりと細やかな艶が全体にあり、茶葉が光って見えます。焙煎の程度は中程度で、乾燥茶葉の状態で爽やかで落ち着いた花の香りを感じることができます。
見事な桃のような果実香をお楽しみいただけます。心が安らぐようなその香りと、優しく静かな甘味を微かな酸味、ミネラル感がそれを支えて見事な調和をみせてくれます。沁み入るような、素晴らしい肉桂に仕上がりました。
肉桂(ロウグイ)は、じつはいろいろ説があります。 桂皮(シナモン)のことや、桂花(モクセイ)の意味に言われています。 香りがシナモンやモクセイに似ているということで、清の時代から有名な岩茶なんです。 味も香りも安定していて、いま岩茶のなかでも、一番人気の品種です。 味がほんとうまろやかで、口のなかに不思議な香りがすーっと広がります。 ちょっと甘い上品な香りがとても素敵ですね。
伝統的な中国十大銘茶「武夷岩茶」の一種。岩茶の中でも肉桂は特に香り高いお茶として百数十年以上の歴史がある銘茶。
その香りがシナモンに例えられることから肉桂という名が付いたといわれている。「玉桂」という別称もある。現代では生産量も多く、比較的手に入りやすい。主に中国国内の大都市や香港で流通しているほか、東南アジアへも多く輸出されている。
形状 | 深みのある黒褐色の茶葉で かなり強く縒られている |
水色 | 透明感のある琥珀色 |
香り | シナモンや蘭のような ふわっとした柔らかい香り |
味わい | 滑らかでコクがある。 飲んだ後も口の中で余韻を感じる |